中学校で3年間、オール3だと偏差値はいくつ?
- 390e-juku
- 2023年7月18日
- 読了時間: 3分
昨日、祇園東中学校の定期テストが終わりました。みなさん、お疲れ様でした。
といっても、中学3年生はまだまだ気が抜けません。
塾生のKさんは、定期テストが終わったその日に授業がありました。本来なら休みたくなる気持ちがあってもおかしくありませんが、頑張って授業にきてくれ、普段通り勉強をしてくれました🥇。これを続ければKさんはきっと志望校に合格できると思います。
受験生の人は、勉強の波をいかに少なくするか(特に下限)を意識して頑張っていきましょう!
さて、中学校の定期テストといえば、「内申点」です。特に昨年から内申点の計算方法が変わり、志望校選びに苦労している人もいるのではないでしょうか?
そこで、一つの基準「オール3は偏差値いくつ?」について書いてみます。
ほとんど人はオール3と聞くと「普通」、「平均」といったイメージを持つと思います。
では、オール3の子が大体どのくらいの偏差値の高校を受験しているのか、を考えてみると
A高校(公立) 偏差値49
B商業高校(公立) 偏差値46
C工業高校(公立) 偏差値43
D高校・Ⅱ類(私立) 偏差値43
A高校はこの中で突出をしていますが、普通科だとA高校の次が偏差値41の高校と大幅に下がってしまうことと関係をしているのかもしれません。
それ以外の学校を見てみると、偏差値は大体似たところで推移をしており、オール3は大体偏差値46~43ということがわかります。
こうしてみると、オール3のイメージがちょっと変わってきますね。
偏差値は偏差値50がちょうど平均点となりますので、実はオール3は平均よりも下となってしまいます。
では、なぜオール3は平均ではないのでしょうか。
その答えは今の評価が「絶対評価」によってつけられているからです。
平成13年度までは、成績は「相対評価」でつけられていました。
「相対評価」とは周りと比べてどれくらい出来るか、で評価されており、各評価が「全体の何%」と決められていました。
一般的に言われている割合は、
「5」 全体の7%
「4」 全体の24%
「3」 全体の38%
「2」 全体の24%
「1」 全体の7% です。
この評価方法であれば、3はちょうど真ん中となり、「普通」となります。
(もしかしたらこのイメージが根強いため、オール3=偏差値50と考えてしまうのかもしれません)
この評価方法には問題点があり、テストの点数が80点であっても、平均点が90点であれば評価が2や1になってしまうことがありました。
また、担当の先生の主観がどうしても影響をしてしまうため、「不公平感」を感じてしまうことがあったのも事実です(昔、数学のテストで100点をとった時に「君はもっと頑張れる」と先生に言われ、成績が4だったことがあります😅)。
そこで、現在まで導入をされているのが「絶対評価」です。
ここでは試験の点数が重要になってきます。
おおよその目安は
「5」 90点以上
「4」 80点以上90点未満
「3」 40点以上80点未満
「2」 20点以上40点未満
「1」 20点未満
これに「提出物」や「授業態度」を合算して内申点を出していきます。
では、成績の分布はどうなったか、をみてみようとしたのですが、残念ながら広島県は成績の分布について公表をしていませんでした。なので、公表している県を参考にしてみると、
「5」 全体の約13%
「4」 全体の約24%
「3」 全体の約45%
「2」 全体の約13%
「1」 全体の約5%
だいたい、こんな感じに分布をしていました。
「1」「2」の割合が下がり、「3」の割合が極端に上がっています。
このことから、「3」は「平均の人もいるが、平均よりも下の人もいる」という評価になったことがわかります。
今は偏差値50となるには、4がいくつか必要になっています。
「自分は4があるから、大丈夫」と油断をしないよう気を付けましょう。
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